虎くん 忘年会の目的

忘年会の目的は大きく分けて2つ

広辞苑によると忘年会とは「その年の苦労を忘れるために年末に催す宴会」とあります。その文字通り、今年1年の嫌なことや苦しかったことを忘れて、新しい気持ちで一年を迎えることを目的とした食事会や飲み会のことを意味しています。
もちろん忘年会とは会社で行うものだけとは限りませんが、会社の忘年会だけでも、接待や取引企業との忘年会と言った社外との忘年会と部署全体で忘年会、関係部署との合同忘年会などの社内で行うものとがあります。
つまり、会社の忘年会の目的は大きく分けると2つあり、1つは、社員のための忘年会、そして、もう1つが、接待としての社外との忘年会です。

社員のための忘年会

社員のために開催することが目的の忘年会とはどのようなものなのでしょうか。
例えば、部署単位での忘年会などがこれに該当します。これは会社から、お金を出してくれる場合もあり、忘年会費用が会社負担となるものは間違いなく「社員のための忘年会」と言っていいでしょう。このような社員のための忘年会は、納会を兼ねるような場合もあります。
どちらも、社員の一年の苦労をねぎらう事が目的のため、例えば乾杯の挨拶では「皆さん今年一年、本当にお疲れ様でした。今日は時間が許す限り楽しんで、この一年間の疲れを癒して頂きたいと思います」と言うような上司から部下をねぎらうような言葉がかけられます。また、ビンゴゲームなどをして盛り上がり、景品を渡す催しなども行われます。これも社員が楽しむための工夫であり、一年間の苦労を労う社員のための忘年会では必須と言ってよい催しになっています。

社外との忘年会

社員のためではなく、取引先を接待する目的の忘年会というものもあります。
だいたい11月の末になると、「是非忘年会を」と声をかけたり、かけられたりというのが会社間で頻繁に行われます。皆さんも経験があるのではないでしょうか?
このような接待が目的の忘年会では、「来年も引き続きお付き合い宜しくお願いします」というような気持ちを込めて開催されます。そのため、忘年会の挨拶でも、「先方の今後の発展を祈願し、そして今後も変わらぬお付き合いを宜しくお願いします」というような発言が多いです。
このような目的の忘年会でも、場を盛り上げるためにゲームや景品などが準備されることが多いです。ゲームや景品があることで相手のことを深く知らなくても、盛り上がることができ、誰でも楽しいと感じることができるため、終わった時に良い忘年会だったと感じてもらいやすくなります。

忘年会に景品が必要なのはなぜか

その1番の理由は先ほども述べたように、相手の親密さに関わらず、一定の楽しさ、盛り上げを確保できることです。実は、人間というのは何か物をもらった時に"幸せホルモン"が分泌されるため、景品をもらうことで「多幸感」を味わい、楽しいと感じます。
また、理由はそれだけではありません。
景品には「お土産」という役割もあります。家で家族が待っている方には特に当てはまりますが、連日続く忘年会の中で、参加した配偶者がなにかしらのお土産を持って帰ってきたら、待っていた方としても悪い気はしません。景品にはこのような効果があるため、忘年会でゲームと景品が用意されるのが一般的なのです。

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